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【旅行27日目・その3】『カトリック両王』知ってますか? [スペイン]

「【旅行27日目・その2】セビーリャ経由でグラナダへ」から続きます。

レンタカーでアンダルシア地方の中心都市、グラナダに到着。
アルハンブラ・パレス・ホテルにチェックインしました。

一息入れたあと、グラナダの市街地へ向かいます。
ホテルはアルハンブラ宮殿近く、丘の上にあるので、石畳の階段を降りて行くと繁華街に出ます。

イサベル1世広場(Plaza Isabel La Catolica)までやってきました。
IMG_7923グラナダ広場.jpg

イサベル1世は、15世紀後半のカスティーリャ(当時のイベリア半島にあった王国)の女王で、夫のアラゴン王フェルナンド2世とともに『カトリック両王』と称されます。
(『カトリック両王』の称号は当時のローマ法王から贈られました。)
2人は1469年に結婚しましたが、その子孫によりスペインが国家としてまとまることになったことから、この結婚はスペインの歴史上重要な出来事とされていて、スペイン史を学ぶと必ず出てきます。
日本史でいうと、(時代はもう少し前ですが)豊臣秀吉、織田信長、徳川家康クラスの扱われ方、という感じでしょうか。
イサベル1世はまた、コロンブスの航海を支援したことでも知られます。
イスラム勢力をイベリア半島から駆逐し、「レコンキスタ」(国土回復)を達成したのと、コロンブスの「アメリカ大陸発見」はどちらも1492年の出来事ですが、そのときにイベリア半島を統治していたのがイサベルとフェルディナンドということになります。

さて、時間はすでに午後8時27分ですが、街頭の温度計は35度を示しています。
南下してやや海に近くなったからでしょうか、トレドやコルドバに比べると同じ35度でも少し過ごしやすいような気もします。
IMG_7925午後8時27分.jpg
IMG_7924気温35度.jpg

イサベル1世広場の周辺を少し散策します。
こちらは「カトリック両王」が眠る礼拝堂。
IMG_7927教会.jpg

近くには飲食店が立ち並んでいて、日本食らしきメニューを掲げるお店もあります。
IMG_7931グラナダ飲食店.jpg

色鮮やかなジェラートを売るお店。
IMG_7926ジェラート.jpg

広場では若者たちが演奏しています。
IMG_7930街頭演奏.jpg

ヌエバ広場近くの路地。
イスラム時代の名残を感じます。
左の赤い看板、日本語でコンビニエンスストアと読めますね。
IMG_7932路地.jpg

一しきり歩いたあと、バルに入ります。
「美女と野獣の酒蔵」(Bodegas La Bella y la Bestia)というお店。
IMG_7933バール.jpg

地方や都市によっていろんな方式があるようですが、グラナダのバルは、飲み物を1杯頼むと、小皿料理(タパス)が1皿出てきます。
生ハムを挟んだパンとフライドポテトですね。
IMG_7934ビール&タパス.jpg
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